さしあたって『Guilty(ギルティ)』の話はこれで最後だと思います。
こちらの記事↓を書いたあとにGuilty(ギルティ)チャレンジを見返して、
改めて「踊る人によってこうも表情が全然違うんだ」と興味深くて、
個人的に語ってみたい方をピックアップしてまとめました✍️
【続】テミン「Guilty(ギルティ)チャレンジ」で見る表情の違い
今回私がピックアップさせてもらった方々。
動画が公開された時系列順で語っていきます。
1️⃣ホシ>2️⃣テン>3️⃣ウォンビン>4️⃣ヒョンジン>5️⃣ジミンの順。
毎度のことなんですが内容が抽象的だったり例えに絵画を用いたりしてます。
ホシ
個人的に1番異質に感じたのがホシ君。
恐らくチャレンジ動画の撮影が『Guilty』MV公開より前だったのかな。事前情報がまったくなかったからか、ホシ君がもともと持っている色が色濃く出たんじゃないかと思います。
突然出てきたこちらの絵↓は平成耽美主義と称される山本タカト氏によるものです。
(この後もこんな感じで絵が出てきます…)
ホシ君の持つシャープさ、鋭い眼光は私の中で山本タカト氏の絵と重なる部分があります。
他ペン狩りなんて言葉がありますが、ホシ君の場合は本当に"狩猟”のイメージ。
Guilty(ギルティ)チャレンジは色んな方向から情に訴えかける方が多い中、この無情さ、徹底してドライな感じがめちゃくちゃカッコイイです!あと帽子の使い方が流石すぎ。
テン
とりあえずテン&テミンの並びは世界平和🌏
テンちゃんの表情って超然としたオーラがないですか…?
モナ・リザのようなアルカイックスマイルと慈悲の眼差し。でも見れば見るほど謎めいて正体が掴めない神秘性。
何をしても許してくれそうな包容力があるのに、気づけばするっと腕の中から消え去っていくようなジレンマがあって、そのもどかしさがテンちゃんの表情の魅力だなと思います。
ウォンビン
ウォンビン君、まだデビュー3ヶ月足らずの21歳?そりゃテミンも「僕のポジションが危ないよ」って言うよ。
で、こちらの絵↓はウィリアム・アドルフ・ブグロー作「Innocence(イノセンス)」。
ウォンビン君って天然?なんて言うか自分がどれだけ魅力的か、あまり自覚してない気がします。その無自覚の危うさが観てる側を必要以上に掻き立ててしまうと言うか…ウォンビン君がエロいんじゃない、ウォンビン君を見る私達の眼差しがエロい。汚れている。
ちなみに私はカイ君にも似たような印象を覚えます。
ウォンビン君は少年といより少女のような稚さ、ともすれば手折られそうな風情の中にふと大人びた顔が出てくるアンバランスさが強烈です。
(若干、中森明菜みがある…)
ヒョンジン
ヒョンジン君がニコニコしてるね、おんぶできて良かったね、テミンちゃん☺️
ヒョンジン君の眼差しと、隣はイワン・クラムスコイ作「忘れえぬ女(ひと)」。
顎を上げてこちらを見下げるような表情…ホシ君も同じ造りだったけど受ける印象は全然違います。ホシ君が「狩る」というプラスの攻撃性だとすれば、ヒョンジン君は「拒絶する」というマイナスの攻撃性。
ファンがこのチャレンジに求めるものって、平たく言えばお腹とエロじゃないですか。ある意味「媚び」を期待しているわけで。ヒョンジン君もそこは十分理解してて、「これが見たかったんでしょ?」としつつも、「媚び」は拒絶してる。ともすれば、「媚び」を求められる風潮に対する蔑視があるのでは?と感じるほど視線が鋭い。そして、その拒絶が見てる側に刺さるのが厄介というか倒錯してるな、と思います。
ジミン
動画最後にテミンちゃんがジミンちゃんを持ち上げようとしているのはピ先輩のオマージュです。(失敗してるけど)
見る者を翻弄するジミンちゃんと、カラヴァッジョ作「リュート弾き」。
こちらの「リュート弾き」一見女性にも思えるモデルは、実は去勢された男性歌手と言われています。だからなのか男女両方の性を宿しているような不思議な存在感があります。
私にとってはジミンちゃんもそうで、このチャレンジでの彼の表情の移ろいは、か弱そうでいて逞しい、従順的に見えて強か…要は小悪魔ですね。自分の一挙一動が相手を翻弄していることに自覚的。その点ウォンビン君と対照的で面白いなと思います。