SNSではMOVE病ならぬGuilty病とも言える現象が吹き荒れており、テミンが各ファンダムからそれはもう感謝されている。テミンありがとう、Guiltyありがとう。推しは腹を見せろ、など。
その上、KPOPの枠を超え各FA界にも浸透し「あの裾から腕を突っ込んで首を掴む振り付けは何?」「テミンです。」「テミンの『Guilty』です。」というやりとりが交わされる事態に。
それだけ『Guilty』のポイントダンスがキャッチーで求心力があったんだなぁ。
テミンの感性と意志、それを擦り合わせながら最高の形で提供してくれた振付師の方々の賜物ですね。
タブーを破るということ、今回のアルバムで一番よく表現された部分がまさにポイントダンスだ。 お腹の方から始まって服の中に手を入れて首を握る振り付けはティーザー映像で公開された時から大きな話題になった。テミンは「この部分が私が言おうとする内容を正確に見せた部分」と挙げ「人の中身を見せるということは事実少し恥ずかしいという気がすることもあり、その一方で気になることもある」と話し始めた。
振付師のキャスパーなどと共同作業しながら表現のレベルを絶えず議論した。テミンは「実はこの部分をすごく負担だと感じた方々も確かにいらっしゃるかもしれませんが、私が思うにある程度は多くの方々が合理的に『かっこいいな』と感じられる部分だと思う。もう少し行ったらやりすぎだったかもしれませんし、または私ではなく他の方々がやればまた違う感じだったかもしれません。それでも私がやった時、もう少しギリギリの、ちょうど行く直前まで見せた部分ではないかと思います」と眺めた。
引用:[현장EN:]클리셰 깨기 or 강화…태민의 과감한 한발 '길티'
そんなわけで「Guilty(ギルティ)チャレンジ」絶賛流行ってるんですが、改めて色んな人の動画を観るとテミンの表情がやっぱり意図的にああいう感じにしてるよなと思ったので書き留めておきます。
はてなブログの表現規制が分からないのでマイルドにするけど、ポイントダンスでテミンが見せているのは(一緒に踊る人で使い分けてるけど)「恍惚」の表情だと思う。
毎度例えが絵とかですみません。
例えば上記のマルレーネ・デュマス作「ブロークン・ホワイト」。(こちらは展覧会カタログだけど)
あるいは下記のミケランジェロ作「瀕死の奴隷像」。
こういったエロスとタナトスの同居、果てる瞬間の恍惚をテミンの表情は物語っている。
テミンと他の多くのアーティストの違いはどのフェーズに立っているかだと思う。(自分で書いててちょっとイヤだけど)
誘惑したり、挑発したりする「相手」をもはや必要としてない、自己の中で完結する恍惚。そのギリギリのところだからこそエロスと同時にタナトスが垣間見える。
これは別にアーティストの優劣の話ではなくて。テミンが意図的にそういった表情をつくっていることに大きな意味があるんじゃないかとファンが邪推してるだけです。
例えば見てる側の罪悪感をより刺激する、とか。
そこを連想させるだけで罪深いとか。
で、ここから先はちょっとだけセンシティブなので注意。
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言ってしまうと、私がテミンの表現に惹かれる理由の一つはそこにタナトスがあるからだと思う。生まれてきた以上逃れられないし、為す術もないからこそ、何かしらで形を掴み取りたい気持ちがあるのかもしれない。
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