ことばのほとり

新規テミンペンのゆるいオタ日記

恋の弔い

※100%妄想です。
※テミンの恋愛について100%妄想でも目にしたくない方にはオススメできません。

 

恋の弔い

今は昔。

少年が少女と出会った。

二人は一つ屋根の下、ままごとのような暮らしをし、不器用にも距離を縮め交流を深めていった。

やがて幼い彼らは可愛らしい結婚式を挙げ、兄弟姉妹友人に見守られながら末長く幸せには暮らさなかった。

彼らはアイドルで、全ては番組の企画だったからだ。

テミン『Guilty』感想で書かなかったこと

2023年10月30日にリリースされたテミンのソロ曲『Guilty』。こちらのブログでもいくつか感想記事をアップしたが、その中で深く掘り下げるのがためらわれる箇所があった。

インタビューでテミンはこのようなことを述べている。

テミンは、「これまでコンセプチュアルなものを続けてきたが、少し逆にして、『ああ、自分が経験したようにしたらいいな』と思った。日常の中のテミンにこんなことが起きたら、何か見る人々がより真摯で説得力があると感じてほしいという気持ちで方向性を定めた。カジュアルで力を抜いたが、ヒップでトレンディな要素も加えた」と説明した。

引用:[현장EN:]클리셰 깨기 or 강화…태민의 과감한 한발 '길티'

それを踏まえてMVのこちらのカットに注目したい。

https://www.youtube.com/watch?v=pasRphQvEUE

テミンが過去に出演した某バラエティ番組をご存知の方は何かピンとくるものがあったのではないだろうか。

ぶっちゃけ私はドキッとした。

大人は残酷

「アイドル」と「恋愛」という言葉ほど食い合わせが悪いものはない。DLのミッキー🐭が表立って着ぐるみを脱ぐに等しい行為だからだ。脱ぐなら裏でこっそり。アイドルもその辺りはきちんとわきまえている。

それなのに大人はどうしてあんな残酷な番組を企画したのか。普通の学生なら誰にも何の文句を言われずに過ごせたはずの青春を、よりによって年頃のアイドルに、覚める夢だと分かって味あわせたのか。改めて文章にするとえらい酷だよ、これ。

テミン ソロコン『METAMORPH (メタモフ) 』で巻き戻った時間

また、2023年12月16、17日に韓国インスパイアアリーナで行われたテミンのソロコンサート『METAMORPH (メタモフ) 』。改めて確認すると9~13曲にかけてはリリース時期が過去へ遡っているのが分かる。

 

<9>She Loves Me, She Loves Me Not|ミニ4集『Guilty 』
<10>Light|ミニ3集『Advice』
<11>Famous (Korean Ver.)|日本ミニ3集『Famous』正規3集『Never Gonna Dance Again : Act 1』
<12>WANT|ミニ2集『WANT』
<13>괴도 (Danger)|ミニ1集『ACE』

 

で、10曲目のLightの歌詞を一部引用する。

 

넌 내 낮이야
넌 내 빛이야
내 빛이야

君はぼくの昼だ
君はぼくの光だ
ぼくの光

引用:TAEMIN LYRICS - TAEMIN ᨀ Light - Wattpad

 

これが恋の歌であるかは意見が分かれるだろうが、SLM,SLMNと照らし合わせるとどうだろうか。

 

우리의 계절이 바뀌어만 가
새까맣게 타버린 daisy
낮보다 길어진 밤
어둠 속을 헤매는 매일

私たちの季節が変わっていく
真っ黒く燃え尽きたデイジー
昼よりも長くなった夜
暗闇の中を彷徨う日々

引用:TAEMIN - She Loves Me, She Loves Me Notの歌詞

 

実はソロコン視聴後しばらくはこのセクションの時間が巻き戻っていることに気づかなかった。単純に曲順のまま受け止めれば恋に破局したテミンが新たな光を見つけたようにも思える。でもそれは逆だった。

結局

どうしてこんな構成を?と、そうは言っても、デビュー以来テミンはずっとノースキャンダル(深夜デートwithカイ君をのぞいて)を守りぬいてる。

そのために一つの季節をこっそり弔ったのだとしても。
アイドルとファンという関係性がそれを強いたのだとしても。

そう考えると少しだけ申し訳なくなるし、多分テミンがあえてこうやって表現したのはその罪悪感を共有するため、というのは邪推しすぎかも。

何にせよ、徹頭徹尾これは妄想の話で、だからどうしたってものじゃないけど。