ことばのほとり

新規テミンペンのゆるいオタ日記

『Good & Great』で知るキー(KEY)さんの人間臭さ

こんにちは ほとり です。

本日9/11 18:00〜にキー(KEY)さんの新曲『Good & Great』のMVが公開されました。

まず一言。
アバンギャルドイカーは何処へ…?
期待したやん、この生脚。

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/wowkorea/entertainment/wowkorea-20230907wow039



実はキー(KEY)さんのソロ曲を初めてちゃんと聴いた

私はSuperMを経由してテミンペンになったド新規なのでSHINeeは現在勉強中。
今回の新曲を機に改めてキー(KEY)さんの曲をちゃんと聴こうと「一人キー(KEY)さんフェス」を開催しました。

キー(KEY)さんは2018年『FACE』でソロデビュー後、リパケ含め6枚のフル/ミニアルバムをリリースし、うち何曲かはキー(KEY)さん自身も作詞に参加されています。(誤りあればご報告いただけると幸いです)

2022/8/30にリリースされた『Gasoline』では初めてタイトル曲の作詞にも参加。きっかけは、これまで数多くのSM楽曲を手掛けてきた敏腕PD KENZIE氏からの提案だったとか。

キーは「『Gasoline』はKENZIEお姉さんが『一度作詞してみる?』と言って一緒にすることになった。KENZIE作家と共同だ」とし「なぜなら僕がタイトル曲を書くことをとても恐れた。僕よりずっと上手な人に任せようとした。KENZIE作家は非常にディレクティングが上手で、共同作詞をした」と作詞に参加したことを説明した。

引用:

「SHINee」キー、「タイトル曲の作詞は怖かったけど…これからは自伝的な話が必要」 | wowKorea(ワウコリア)

たしか私『Gasoline』は公開後すぐMVを鑑賞していて、歌詞云々よりまずゴールデン・キー(KEY)さんに度肝を抜かれた記憶があります。
作詞については

「これからは自伝的な話が少し入ってこそ、アルバムの生命力が生まれるのではないかと思った。他の人が書いた愛の歌を歌うのは確かに必要なことだが、レベルアップをするためには自伝的な話が必要ではないかと思って作詞することになった」

引用:

「SHINee」キー、「タイトル曲の作詞は怖かったけど…これからは自伝的な話が必要」 | wowKorea(ワウコリア)

とも語ってらっしゃるので、『Gasoline』は人間キー(KEY)さんが色濃く出た作品と受け止めてよさそう。

で、今回改めて歌詞にも注目して見直したんですが、「あれ、もしかしてキー(KEY)さんって私が思っていたよりも強くはないのかも…?」と。いや、キー(KEY)さんって何でも出来るじゃないですか…。頭の回転早いし、物事を俯瞰的に捉えて場を円滑に回せるし。自分の主義主張しっかり持ってるし。ご本人の努力で培われたことは重々承知のうえで、私みたいなザ・無能からすると超人なワケなんですよ。
でも『Gasoline』の歌詞やMVからは弱くて脆いキー(KEY)さんの姿が見えた。

キー(KEY)さんは自分が発信したいメッセージ、世界観が明確な方だと思うし、それが所謂世間のアイドル像からは少し離れていることも理解されていて、でも鋼の信念を持ってそれを貫いている、そういうイメージがあったんですね。
いや、すみません。ぜんぜん鋼じゃなかったわ。傷ついてるし、揺らいでるし、それでも自身を奮い立たせて進もうとする言葉の一つ一つが痛い。

人間臭いキー(KEY)さんだから届く『Good & Great』

いつの間にか『Gasoline』の話になってしまっている…

今回新たにリリースされた『Good & Great』。
とにかくキー(KEY)さんのスマートなスーツ姿を拝める、それだけで十二分にお釣りが来ます。

というのは冗談で、『Gasoline』よりも随分ソフトになっていますが、自伝的というか等身大の自分をフツーの会社員に見立て演出してるところが非常にユニーク。まあ、キー(KEY)さん自身こういう考えの方だしね、という。(正直共感した)

https://www.youtube.com/watch?v=X5wT2-odw34



残念ながら作詞はキー(KEY)さんではないですが、

ぼくはグッド ぼくはグレート 一日中何度も繰り返す呪文

という歌詞には『Gasoline』にあった己を鼓舞する姿が垣間見えますし、今作ではそれがより広がって他者へのエールになっているところも、すごく…すごくいいなと思いました。

心がつらい日には 選ばれたのだともう一度信じてみて

こんなん、キー(KEY)さんから言われたら泣くわ。
というか、説明が難しいんですが、キー(KEY)さんが歌ってるからこそ泣く。
「芸能界という華やかな世界で華やかなキャリアを築いてても、その辺の一般会社員と同じ悩みを持ってるんだなー」ってことにも、キー(KEY)さんがその姿を楽曲を通して私達に開示してくれていることにも。やっぱり、バラエティで人間味溢れる一面をアピールすることと、楽曲として形にすることは別だと思うので。

『Gasoline』から感じた、どんなにつらくても立ち上がる強さ(と痛々しさ)はフワッと解けて、「つらい時はちょっと肩の力抜いて休みなよ、気づいたら上手くいってるからさ」みたいなしなやかさが感じられる良曲でした。